NEC&JSR共同出資で設立したICT企業!
本社と同じ待遇の「秋田事業所」を2021年開設

インタビュー相手

JNシステムパートナーズ株式会社

秋田事業所 所長

今野 彰 さん

スマホの液晶や半導体、試薬開発の事業などを手掛けるグローバル企業「JSR株式会社」とそのグループ企業のICT業務を、一手に引き受ける「JNシステムパートナーズ株式会社」。東京本社、四日市事業所に続き、2021年1月に開設した秋田事業所での働き方とは?

JNシステムパートナーズ株式会社 基本情報(2022年7月現在)
所在地 秋田県秋田市中通5-1-51  北都ビルディング 8階
設立 2013年5月
売上高(直近期)

従業員人数 6名(男性4名、女性2名)
企業紹介ページ https://digital.pref.akita.lg.jp/enterprise/46

グループ企業のICTをトータルサポート

まず始めに、御社の業務内容について詳しく教えてください。
当社は、グローバル企業である「JSR株式会社」とそのグループ企業の社内システムを、トータルでサポートしています。業務範囲はシステムライフサイクルすべて(企画・提案から構築、運用・保守)と幅広く、パソコンの調達からシステム開発の企画、最新のプログラミング言語やAIを使った事業など、幅広いテクノロジーを扱います。ゼロから新事業を立ち上げたり、量子コンピュータを使ったビジネスの研修開発に携わったりすることもあります。近年では、基幹システムの更新があったため、これまでの業務を見直して新たなシステムを導入するBPR(ビジネス・プロセス・リエンジニアリング)に力を入れていますね。
御社の強みを教えてください。
顧客は100%固定なので他社と競合することがなく、これまで築き上げてきた信頼関係を大事に、お客様とじっくりコミュニケーションを取りながら開発に向き合うことができることです。取扱商品はNEC製だけではなく、ユーザーにとって本当に必要なものをフラットな目線で提供できることも強みですね。
働いていて感じるのは、NECとJSRという大企業が親会社なので、安定した環境で働き続けられるという安心感です。特に秋田事業所では、秋田にいながら都市部の大きな案件に関わりつつ、秋田県内のパートナー企業と協働して仕事を進めることもでき、とても幅広い技術が身につくのも利点だと思っています。

充実した福利厚生と、多様な研修制度

御社ならではの福利厚生や勤務制度はありますか?
JSRの福利厚生サービス「WELBOX」での宿泊・レジャー施設などの割引や、「NECけんぽ」による全国約800か所の契約保養所が利用可能な制度は、当社ならではのメニューです。ディズニーランドの割引などは、社員にとても人気です。
また、多様な働き方も積極的に進めています。コアタイムなしのフレックス制度や、有給消化率UPの推進のほか、テレワーク制度を9割以上の社員が活用しているのも特徴です。コロナ禍の影響もあり、ほとんどの人がテレワークで働いています。おそらく今後も、ハイブリッドな働き方が主流になると思っています。
ちなみに出社時は、「座席抽選システム」を使ってその日の座席を決めるフリーアドレスを採用しています。

社員番号を入力して毎日ランダムに席を選ぶ、座席抽選システム

社員の成長をサポートする制度はありますか?
レベルに応じた昇格を目指す社員向けの研修制度や、ITの専門知識(SAP, Microsoft系,Java等)・会計・販売・購買、マネジメント力・人間力など、各業務知識を高めるためのNECグループによる充実した研修を用意しています。階層別に研修コースをメニュー化していますが、NECグループ以外の研修を自ら選んで受講することも可能です。OJTでは先輩社員が一人ひとりにつき、少しずつ業務を任せていきながら2年ほどで独り立ちできるようサポートします。

紙がほとんどないスッキリした社内

コミュニケーションを大事にでき、秋田で働きたい人求む!

御社が求めている人物像を教えてください。
研修が充実していますので、知識がないことは心配要りません。私自身も教育学部出身ですし、他の社員も文系が多いので、出身学部は重視していません。それよりも、コミュニケーション力が大切であると考えています。顧客やパートナーとのコミュニケーションはもちろん、わからないところがあればすぐに聞く、自分から積極的に声をかけていく、そういう人が社内では活躍しています。
また、担当領域での第一人者を目指したい!といった熱意を持つ人、顧客の事業や業務にも興味を持てる人は、当社で多くを学ぶことができると思います。人事担当がみなさんのキャリアを決めるのではなく、システムエンジニアの上司と面談して自らキャリアを作り上げていくことができるので、技術を極めたい人も、企画系に進みたい人もしっかりと相談に乗ることができます。
最後に、ICT企業への就職を考えている人へのアドバイスをお願いします。
実は、この秋田事業所は、Aターン層のために立ち上げた拠点です。入社して最初の2〜3年は本社がある東京で実力をつけてもらいますが、その後は働きたい拠点(秋田、本社、四日市)を選ぶことができます。若いうちは都内で働き、家族ができた時など「戻りたい」と思ったタイミングに秋田で働く選択肢を選ぶことができるんです。秋田に縁もゆかりもない人でも、都会での暮らしとはまた違った地方での暮らしに興味を持つ人もいます。
「いつかは」秋田に帰りたい、地方で働きたいという人に、ぜひ興味を持ってほしいと思います!