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インタビュー相手

株式会社ブロードバンドセキュリティ

東北セキュリティ診断センター

セキュリティサービス本部 第1 診断部 診断4 課

佐藤光喜 さん

ITセキュリティに特化したセキュリティサービスを提供する「株式会社ブロードバンドセキュリティ」。「秋田からITセキュリティを守る」をコンセプトに開設したオフィス「東北セキュリティ診断センター」に、2021年に新卒者第1号として入社した佐藤光喜さんに、同社の魅力や働きがいを伺いました。

株式会社ブロードバンドセキュリティ 東北セキュリティ診断センター 基本情報(2023年3月現在)
所在地 秋田県秋田市中通1-4-32 秋田センタービル 8階
設立 2000年11月
売上高(直近期) 5,216百万円
従業員人数 222名(2022年6月末現在)
企業サイト https://www.bbsec.co.jp/index.html
企業紹介ページ https://digital.pref.akita.lg.jp/enterprise/85

セキュリティエンジニアとして本社と同じ診断業務を担当

現在担当されている業務について教えてください。

私は現在、Webサイトやネットワークに対して、セキュリティの設定などに不備がないか網羅的にチェックする「脆弱性診断業務」を担当しています。

脆弱性とは、コンピュータやソフトウェアにおいて、プログラムの不具合や設計上のミスが原因となって発生した情報セキュリティ上の欠陥を指します。脆弱性が原因で、情報漏えいやウイルス感染等の深刻なサイバー被害につながることもあるため、企業が事業を継続する上で脆弱性対策は必須の課題となっています。

私はセキュリティエンジニアとして、複数のツールを使用する自動診断と、自動診断で発生した誤検知や検知の見落としのフォローや、ツールだけでは診断できない箇所の脆弱性をチェックする手動診断を行っています。

御社の魅力はどのような点ですか?

秋田にいながら、東京にある本社と同じ待遇で同じ仕事ができる点が大きな魅力の一つです。お客様の元へ直接訪問し診断をするオンサイト診断以外は、新宿本社、秋田、在宅でのリモートワークで同等の仕事をすることができます。

また、社員一人ひとりの「みらい」のために時間を使ってほしいという思いから、勤務時間を以前より1時間短縮し6.5時間にする「みらい時間制度」を導入しており、短い時間で集中して働くことができる点も魅力です。

更に、秋田大学や秋田県立大学、山梨大学での講座を開設し、学生へのセキュリティ教育を実施している点も弊社の強みだと考えます。

セキュリティエンジニアとして働く上で、どのようなやりがいを感じていますか?

お客様のサービスをよりセキュアにするお手伝いができる点です。自分自身が利用したり、街で見かけたりするサービスの診断をすることもあり、サービスを支えている自覚を持つことができます。

また、リスクの高い脆弱性を発見できた時は、自分の技術が向上したという意味でも、脆弱性を発見し、被害を防ぐ手伝いができているという意味でも、やりがいを感じます。

セキュリティの知識・技術は入社後に身につけられる

佐藤さんは東北セキュリティ診断センターの新卒者第1号ということですが、入社の決め手はどのようなものでしたか?

最初のきっかけは、大学で弊社の講座を受けたことでした。その時はまだ東北セキュリティ診断センターがない時期でしたが、担当者が「数年後、秋田に拠点をつくる予定なので興味があったらぜひ入社してください」とお話しされていたことが印象に残っていました。

その後大学院に進学し、就職先を検討している中で参加したセミナーで、弊社を含め、県内に新たに進出した企業から話を聞く機会がありました。以前の講義で拠点を新設すると話していたことを思い出し、地元である秋田に残って働きたいと考えていた私に合っていると考えたほか、セキュリティ分野自体にも面白さを感じていたことが入社の決め手になりました。

セキュリティ分野のどのような点に面白さを感じたのでしょうか?

私自身、新しいもの好きなところがあるため、専門外であるセキュリティ分野に新しく取り組んでいくことは面白そうだなと魅力的に思いました。

また、学生時代にプログラミング学習サイトの作問をするアルバイトをしていたのですが、仕事の一環で行っていた機能テストで試しに別のユーザー番号を入力してみたところ、そのユーザーの情報を見ることができてしまう不具合を見つけたことがありました。

その経験から、プログラミングの不具合やバグが原因になって発生している欠陥を発見する作業に面白さを感じ、セキュリティ分野に興味が湧きました。

専門外の分野で働くことに不安はありませんでしたか?
セミナーや講義、企業説明会で関わった社員の方がとても優しく良い人ばかりで、そういった人がいる企業なら安心して働くことができそうだと感じていました。また、社員から話を聞く中で、不安よりもかっこいいなと感じる気持ちの方が強かったです。
どのように知識や技術を身につけているのでしょうか?

セキュリティ分野では、サイバー攻撃者が狙う穴を防御側が塞いでも、サイバー攻撃者が新たな攻撃方法を生み出すなど、いたちごっこのようになっています。

そうした流れをキャッチアップしていくため、毎月外部から講師を招き、最新動向や最新技術に関する勉強会を実施しているほか、毎週部内で診断に関する知識共有や質問をする場が設けられており、社内でのナレッジ共有がされています。

また、前述しましたが、弊社独自の「みらい時間制度」では、一人ひとりのみらいのために時間を使ってほしいという思いから、就業時間は6.5 時間とし終業後にも学習時間を確保できるようなサポートがあります。

専門外分野でも道を狭めず挑戦を

最後に、ICT企業への就職を考えている人へメッセージをお願いします。

私自身の経験から言えることですが、入社時点で専門的な知識が無くても、熱意があれば問題なく業務に当たることができます。そのため、専門ではないという理由で自分の道を狭めることはせずに挑戦してみてほしいと思います。

弊社では文理問わずに採用募集をしています。勉強会などで学習を進め、業務に必要な知識を身につけていくことができますので、セキュリティに興味がある方や、新しいことを知るのが楽しいと思える方はぜひ弊社の説明会やインターンシップに参加してほしいと思います。

また、東北セキュリティ診断センターのコンセプトとして、学生の皆さんが気軽に来られることを意識した開放的なオフィスになっていますので、興味がある方は積極的にオフィスを訪れていただきたいと思います。