実務に合わせて、便利なパソコン操作をアドバイス
最適な操作方法を身につけ業務時間の短縮へ
株式会社リベンリ秋田
(左)代表取締役 櫻井 誠さん
(中央)株式会社リベンリ
代表取締役 倉橋 康友さん
(右)マネージャー 松澤 俊和さん
株式会社リベンリ秋田(外部サイトに移動)「自由な発想と行動で、世の中に便利なものを届けたい」をコンセプトに、システムやアプリの開発、DX・RPA支援など、幅広く事業を展開している株式会社リベンリ秋田。
今回は、ユーザーの実務に合わせて、便利なパソコン操作をAIが自動でアドバイスする「Litera App」の特徴や今後の展開について伺いました。
日々の業務の中でパソコンスキルが向上
- 今回ご紹介いただける製品・サービスの概要を教えてください。
「Litera App」は、パソコン作業において、ユーザーの実務に合わせて便利な操作方法をアドバイスしてくれるWindows専用アプリです。
例えば、ユーザーがマウスの右クリックを使ってコピーをすると、「Ctrl+Cを使えばより簡単にできますよ」というアドバイスが表示されます。繰り返しアドバイスが表示されるため、日々の業務の中で自然とパソコン操作を覚えることが可能です。また、日々の操作状況をAIが分析し、これまで使用していなかった便利な操作を1日1個、パソコン起動時に教えてくれます。そのため、毎朝の準備時間に新しい操作を学ぶことができます。
パソコン教室や研修などでパソコン操作を学習する際には、時間の確保が必要になる上、実際の業務では使用しない内容を含むこともあります。しかし、「Litera App」は、日々の業務の中で必要な操作のみを繰り返し学習することが可能です。ユーザーへの負担もなくパソコンスキルが向上し、業務時間の短縮が期待できます。
- 開発のきっかけを教えてください。
代表の倉橋が新卒でIT企業に就職した際に、パソコン操作のスキル不足に悩んでいました。当初は周囲の社員に引け目を感じながら働いていましたが、パソコン操作を学ぶことで操作時間が短縮され、業務の効率化を実感しました。その後、パソコンスキルに自信を持つようになり、仕事を楽しむことができるようになりました。
その経験から、かつての自分のようにパソコン操作に悩んでいる人たちを支援したいと思い、時間短縮に直結する便利なパソコン操作を簡単に覚える方法を考えていたところ、「Litera App」を思いつき、開発に至りました。
分析機能によりパソコンスキルの可視化&学習意欲の向上へ
- 製品・サービスの特徴やポイントを教えてください。
「Litera App」には分析機能を搭載しており、個人のスキル習得状況が可視化されます。
導入前と比較して、覚えたパソコン操作(ショートカットキーなど)の数や使用率、作業時間などの改善効果についてコメントやグラフを用いてユーザーにフィードバックをします。それにより、学習意欲を高めることができ、更なる業務時間の短縮が期待できます。
管理者用のページもあり、組織全体としての作業時間の平均や個人のスキル習熟度などを確認することができます。「Litera App」を導入した企業では、毎月の社員面談の資料として使っていたり、社員の育成の観点から、各個人のスキルを参考に座席の配置を決めるなど、様々な場面で活用されています。
さらに、弊社から分析機能をもとに定期的な業務改善レポートを発行し、年に何度か導入企業へレポート解説と業務改善の提案を行います。例えば、時間削減効果が大きいパソコン操作はどれか、どのアプリを多く使っているのか、などユーザーのパソコン操作を弊社が分析し、会社・部署ごとの業務に合わせた効率的な操作をお伝えします。
分析機能により、導入後の作業時間やスキルの習熟度を確認できる。
- どのような導入効果がありますか。
多くの方が、導入後2~3ヶ月で作業時間を月に2時間ほど削減できています。中には、「Litera App」のアドバイスに従って意欲的に学習し、月に最大10時間削減できた事例もあります。
幅広い業界で導入され、業務時間の短縮に成功
- 利用している顧客からの声を教えてください。
■顧客からの声
・「使うほどに業務が効率化し、部署全体の業務改善ができました」(小売業)
・「忙しい建設現場だからこそ、スキルアップにつながるこのツールを広めたい」(建設業)
・「使い勝手が良く、短期間でパソコンスキルが向上します」(不動産業)
- この製品・サービスについて、今後はどんな展開を予定していますか。
現在はWindowsやMicrosoftOfficeの一部アプリに対応していますが、他のアプリにも対応させて欲しいという声があり、対応アプリの拡大を考えています。具体的にはMicrosoftOneNoteや設計ソフトウェアのCAD、企業内ソフトウェアなど、より多くのアプリに対応できるように取り組んでいます。また、海外の方にも使っていただけるよう外国語対応も検討中です。
さらに、「Litera App」の強みである分析機能を生かし、業務改善レポートの強化も考えています。ユーザーの操作を分析することで、「このユーザーは細かい作業が得意なため、それを生かせる業務が向いているのではないか」、「パソコン操作に苦戦している社員が多く、フォローが必要ではないか」など、パソコン操作を超えた提案ができるような構想をしています。
より多くの方にパソコンスキルの向上による作業時間の短縮を体験していただき、さらにはスキルの分析・可視化だけでなく、より深い業務改善の提案が可能なアプリを目指して取り組んでいきたいと思っています。
対応可能アプリ一覧(2024年6月28日現在)
■「Litera App」について詳しく知りたい場合
Litera App(リテラアップ) | DX・働き方改革は手元から